独の2州、ロシア侵攻軍を象徴の「Z」の表示禁止 刑事罰を警告

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Zのマークを描いた戦車を駆るロシア軍の兵士/Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images

Zのマークを描いた戦車を駆るロシア軍の兵士/Sefa Karacan/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ドイツのニーダーザクセン、バイエルン両州は31日までに、ウクライナに侵攻したロシア軍がシンボル記号として用いている「Z」を国内で使用した場合、違法行為として罰するとの方針を明らかにした。

ニーダーザクセン州のボリス・ピストリウス内相は報道発表文で、ロシアのプーチン大統領の侵略戦争に公の場で同意を示せば誰でも刑事訴追に直面すると発表。

同州警察は先週、「Z」の表示がウクライナ侵攻に関連してなされたものかどうかの調査も始めていた。

バイエルン州のゲオルク・アイゼンライヒ法相も報道発表文で、ピストリウス内相と似たような警告を発した。

ロシアが全面的なウクライナ侵攻に踏み切る数日前、ソーシャルメディア上には「Z」の文字が記された戦車、通信用トラック、ロケット弾発射装置などが国境線へ向かう映像や写真が出回っていた。

侵攻が始まった後は、ロシア国内で侵攻を支持する象徴の表現としても受け止められ、新たな民族主義運動の広がりとの分析も出ていた。「Z」を車に描いたり、黒色のフードにあしらって見せつけたりするなどのロシア人も現れ、プーチン大統領とウクライナの一部を占領してロシアの勢力圏を拡張する意図を一部の国民が同調していることを物語ってもいた。

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