ゼレンスキー氏、マリウポリは「灰燼に帰し」つつある ビデオ演説

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ロシア軍の爆撃で破壊され、黒煙を上げるマリウポリの建物=3月20日/Planet Labs PBC/AP

ロシア軍の爆撃で破壊され、黒煙を上げるマリウポリの建物=3月20日/Planet Labs PBC/AP

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は21日に公開されたビデオ演説で、南部の港湾都市マリウポリはロシアの軍事侵略によって「灰燼(かいじん)に帰し」つつあると述べた。一方で、街は生き残るだろうとの見通しも示した。

マリウポリには開戦前、約45万人が住んでいた。3月上旬からほぼ絶え間なくロシアの攻撃を受けており、衛星画像には住宅地が甚大な被害を被った様子が映っている。

欧州連合(EU)の外交政策トップを務めるジョセップ・ボレル氏は21日、「マリウポリで起きているのは大規模な戦争犯罪だ」と述べた。

ゼレンスキー氏は続けてウクライナ人に対し、国を守り国民を救うために出来ることは全て行うよう訴えた。

2月下旬にロシアによる侵攻が始まって以来、「我々は(ウクライナ人の)英雄が次々に現れるのを目にしている。かつて普通のウクライナ人だった人が今や真の戦士になっている」とも述べた。

ゼレンスキー氏はまた、ロシア人の目には「これが現実だと信じられない」ほどに一般市民が立ち上がっていると主張。「我々はロシア人に(市民の抵抗が現実だと)信じさせる」とし、「戦い、戦い続けて、力になろう」と呼び掛けた。

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