ウクライナ、軍事力の喪失でロシアを大きく上回る 西側当局者

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キエフ近郊への爆撃で損壊した軍用車両/Sergey Dolzhenko/EPA-EFE/Shutterstock

キエフ近郊への爆撃で損壊した軍用車両/Sergey Dolzhenko/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) ウクライナが喪失した軍事力はおおよそ10%の一方、同国内においてロシアは、戦車や航空機、重火器といった兵器のおおよそ3~5%を喪失したとの見解を、最新の機密情報に通じた米当局者2人が明らかにした。

ただ欧米諸国の当局者は、7日目を迎えた戦闘において両者が損害を受け続けているだけでなく、双方の部隊が補給を受けているため、この割合の計算は難しく、変化する可能性が高いとして注意を促している。

だがこの完全な不均衡は、ウクライナが主要都市をロシアの手から守り続け、予想以上に頑強な抵抗を繰り広げているにもかかわらず、ロシアによって圧倒される可能性が依然として高いという欧米当局者の暗い見立てを強調するものとなっている。

西側諸国の支援にもかかわらず、米当局者はウクライナが依然として、兵力の点でロシアに大きく劣っていると指摘。情報筋によるとロシア政府は当初、より現代的な精密巡航ミサイルを頼りにして、ウクライナの軍事インフラを痛撃してきた。一方のウクライナは、肩に担いで発射するジャベリンミサイルの供給に励んでいるという。

西側のある情報当局高官は、ウクライナが「現在、昔ながらの装備品を必要としている」と指摘。「彼らは銃弾を必要としており、包帯を必要としている。燃料や弾薬に加えて、病院を維持し、戦傷者および負傷した民間人の双方のためにも、医療の補助に役立つ人道支援が必要となる」と述べた。

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