ウクライナの新婚カップル、ハネムーン期間が国を守る戦いに

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スビャトスラフ・フルシンさん(左)とヤリナ・アリエバさん(右)/CNN

スビャトスラフ・フルシンさん(左)とヤリナ・アリエバさん(右)/CNN

(CNN) ロシアによるウクライナ侵攻初日に結婚式を挙げたヤリナ・アリエバさんとスビャトスラフ・フルシンさんはそのわずか数時間後、国を守るための戦いに加わった。

2人は5月に挙式する予定だったものの、ロシアの侵攻が始まった先週に予定を前倒しして結婚。その後ウクライナの抵抗の戦いに加わっている。

迷彩服を着てライフル銃を手にした2人はCNNの取材に応じ、包囲下の都市でハネムーン期間を過ごしていること、祖国に侵攻するロシア軍と戦うために武器を取ったことを明らかにした。

キエフ出身のアリエバさんは「この新しい現実を理解するのは難しい」と語る。

アリエバさんによると、この日は春の初日。例年なら人々はウクライナの国花であるヒマワリの種をまくが、今年はロシアの攻撃に対する抵抗に身を投じる。

「ここでは誰も負けるなんて言っていないし、泣いている人もいない。誰もが勝利を信じている」

夫のフルシンさんは西部リビウで生まれた。周囲の「人々は常に自由になりたいと考えている。自由のために戦う用意のある人々だ」と話す。

戦闘任務に就くに当たって心配なのは妻や両親、きょうだいの安全だが、「彼らを守るためなら何でもする」という。

家族や友人が一堂に会してワインを飲み、「戦争が終わった。我々が勝利した」と言える時が早く来てほしいとフルシンさん。

だがその前に、「ロシアやロシア国民を含む世界の全ての人に(自分たちが)世界の自由のために戦っていることを思い出してほしい」と心境を語った。

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