ウクライナ首都にミサイル攻撃と政府顧問、ロシア軍による包囲懸念

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SNS上の動画から取得された画像。キエフ上空で起きた爆発を捉えている=25日/From Twitter

SNS上の動画から取得された画像。キエフ上空で起きた爆発を捉えている=25日/From Twitter

(CNN) ウクライナ政府の顧問によると、首都キエフが現地時間25日未明にミサイル攻撃を受けた。ロシアによる今回の軍事攻撃では既に多数のウクライナ兵が死亡している。

内相顧問を務めるアントン・ゲラシチェンコ氏はテキストメッセージを通じ記者らに、「巡航ミサイルもしくは弾道ミサイルによるキエフへの攻撃が続いた」と明らかにした。

現地のCNN取材班は、キエフ中心部で2回、遠くの場所でも1回、大きな爆発音が聞こえたと報告した。集合住宅が炎上する様子が複数の画像に写っているが、火災の原因は不明。

ウクライナの内務次官はキエフ上空で起きた爆発の原因について、ウクライナの対ミサイルシステムがロシアのミサイルを撃墜したためとの分析を示した。CNNはこの分析を検証できていない。

この前日、ロシア軍は陸海空からウクライナに侵入。国際的な非難の声が高まり、相次ぐ制裁が発表される結果となった。

ウクライナの内務次官は24日、CNNに対し、ロシア軍はキエフを包囲して市内に入る機会をうかがっているようだと述べた。ウクライナの複数の当局者は、ロシアの計画はウクライナ指導部を転覆し、親ロシア政府を据えることにあるとの見方を示している。

ブリンケン米国務長官も24日、同様の懸念を示し、ロシア政府がウクライナ政府の転覆を試みるものと「確信」していると述べた。

複数の情報筋はバイデン政権当局者の話として、ベラルーシからウクライナに入ったロシアの機械化部隊がキエフから約32キロの距離にいると明らかにした。

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