プーチン大統領、ミサイル演習を指揮 ICBMや極超音速型も発射

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ビデオ通信を通じて軍事訓練の様子を見守るロシアのプーチン大統領(右)とベラルーシのルカシェンコ大統領=19日、ロシア首都モスクワ/Alexei Nikolsky/Sputnik/Kremlin Pool/AP

ビデオ通信を通じて軍事訓練の様子を見守るロシアのプーチン大統領(右)とベラルーシのルカシェンコ大統領=19日、ロシア首都モスクワ/Alexei Nikolsky/Sputnik/Kremlin Pool/AP

(CNN) ロシア軍は19日、プーチン大統領が指揮する核弾頭も搭載可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)、極超音速(ハイパーソニック)ミサイルや巡航ミサイルなど多様なミサイルの発射演習を実施した。

ロシア大統領府の報道担当部門が発表した。プーチン氏は大統領府内にある作戦司令室で演習に立ち会った。ロシア訪問中のベラルーシのルカシェンコ大統領も同席した。

ロシア国営のRIAノーボスチ通信によると、プーチン氏は米東部時間19日午前5時半(モスクワ時間同日午後1時半)直前に弾道ミサイルや巡航ミサイルの発射を指揮した。ロシアはここ1週間、自国の通常戦力の能力や即応態勢を試す一連の軍事演習を展開している。

報道発表文によると、今回の演習で航空宇宙軍は極超音速ミサイル「キンジャール」の発射に成功。北方艦隊と黒海艦隊の艦艇と潜水艦は巡航ミサイル「カリブル」と極超音速ミサイル「ツィルコン」を海上と地上の標的に撃ち込んだ。

また、軍はICBM「ヤルス」を北部のプレセツク宇宙基地から極東部のカムチャッカ半島の試験場へ向けて発射した。演習には戦略爆撃機や戦略原子力潜水艦も動員され、空中発射巡航ミサイルや弾道ミサイルの試射を行った。

報道発表文は、戦略的な抑止力を担う部隊の演習は事前に計画されたものであり、軍の指揮統制部門、発射担当の戦闘要員、戦闘艦艇の乗組員や戦略ミサイル運搬手段の乗員が与えられた任務を遂行する即応態勢を確かめたと主張。

戦略的な核戦力や非核戦力の兵器の信頼性も調べられたとした。演習で用いられた全てのミサイルは標的に命中したとも述べた。

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