ヒット曲でコロナ対策抗議のデモ隊に対抗、一緒に歌う参加者も NZ

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首都ウェリントンの国会議事堂前でプラカードを掲げるデモ参加者/Hagen Hopkins/Getty Images

首都ウェリントンの国会議事堂前でプラカードを掲げるデモ参加者/Hagen Hopkins/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルス対策規制に反対してカナダで始まった抗議デモ「フリーダム・コンボイ」が、世界各地に飛び火している。ニュージーランドは13日、国会議事堂前に陣取ったデモ隊に対して異例の戦術を展開。バリー・マニロウやジェームス・ブラントのヒット曲、さらにはロス・デル・リオが流行らせたスペインのダンス曲「恋のマカレナ」を議会のスピーカーから流して対抗した。

CNN提携局のラジオ・ニュージーランド(RNZ)によると、首都ウェリントンではワクチン義務付けに反対するデモ隊が、国会議事堂の敷地内で野営したり道路上に集まったりしている。

議事堂のスピーカーから音楽が流れると、デモ隊は野次を飛ばしたり、対抗してトゥイステッド・シスターの1984年の楽曲「ウィー・アー・ノット・ゴナ・テイク・イット(我々は受け入れない)」を流したりした。この楽曲は、デモに参加するトラック運転手のいわばテーマソングになっている。

議会側の選曲はニュージーランド議会のトレバー・マラード議長が担当し、曲の合間にワクチンの宣伝を挿入。選曲についてはツイッターで多数の提案が寄せられた。中には英歌手ジェームス・ブラントさんからの提案もあった。

ブラントさんはデモの様子を伝えるBBCのニュースを投稿し、ニュージーランド警察に関連付けたツイートで「うまくいかなかったら声をかけて」とコメントしている。

これに応えてマラード議長は「大変親切な申し出をお受けします。唯一の疑問はそれが私たちの警察にとって公正かどうかですが、彼らは対応できると思います」と応じた。

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