コロナ規制の全撤廃を、トラック運転手のデモに市民が続々参加 カナダ全土に拡大

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反コロナ規制デモ、カナダ全土に拡大

(CNN) カナダで新型コロナウイルス規制に抗議するデモが全土に拡大している。西部のアルバータ州から東部のケベック市に至るまで、各地で数千人がトラックやトラクター、乗用車、さらには徒歩でデモ隊に加わった。

デモ参加者は政府に対し、ワクチン接種やマスクの義務付け、ロックダウン(都市封鎖)、営業規制や集会規制といった全ての規制を撤廃するよう要求している。

トラック運転手で組織する抗議デモ「フリーダム・コンボイ」は当初、入国時のワクチン接種義務付けに反対する運動として始まったが、市民が次々にこの運動に加わるようになった。首都オタワに1週間前に到達したデモ隊は、必要があれば首都や各地に居座り続ける構えを示している。

暴動などはほとんど起きていないものの、騒音や混乱を伴う抗議デモに対し、特にオタワでは、デモ隊の人質にされているようだと訴える住民もいる。

オタワ市内の商店などからは、客も売り上げも減ったという苦情が市に殺到した。市中心部ではほとんどの店が1週間以上も休業や営業時間短縮を強いられている。

オタワ警察は、先週デモが始まって以来、関連する400件以上の通報に対応。ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性がある事件を含め、少なくとも50件の捜査を進めていることを明らかにした。

中部マニトバ州ウィニペグでは4日、デモ隊に車で突っ込んで4人をはねたとして、42歳の男が逮捕された。

警察によると、デビッド・アレクサンダー・ゼガラック容疑者は4人をはねた後に、赤信号を無視して猛スピードで逃走したとされる。その後警察に逮捕され、暴行や危険運転など11件の罪に問われている。

ゼガラック容疑者にはねられた4人のうち3人は軽症で済み、もう1人は病院で手当てを受けて帰宅した。

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