エクアドルで土砂災害、23人死亡 20年ぶりの記録的豪雨

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行方不明者の捜索に当たる救助隊員=1日、エクアドル・キト/Rodrigo Buendia/AFP/Getty Images

行方不明者の捜索に当たる救助隊員=1日、エクアドル・キト/Rodrigo Buendia/AFP/Getty Images

(CNN) 南米エクアドルの首都キトで1月31日、豪雨による土砂災害が発生し、当局によると少なくとも23人が死亡した。

キトのサンティアゴ・グアルデラス市長が2月1日に記者団に語ったところによると、土砂災害で47人が負傷し、うち2人は重体となっている。7人は退院した。

現場ではまだがれきを除去する作業が続けられており、死者の数がさらに増える恐れもある。

「巨大な黒い川が何もかも引きずり込んでいた。私たちは壁をよじ登って脱出しなければならなかった」。幼い娘2人を自宅から避難させた女性はロイター通信の取材にそう語った。

土砂災害を発生させた暴風雨の雨量は75ミリに達した。市長によると、キトでは2003年以来、ほぼ20年ぶりの記録的な豪雨だった。

平年の月間雨量は1月が約82ミリ、2月は111ミリ。つまり1カ月分の4分の3に相当する雨が一度に降ったことになる。

ロイター通信によると、SNSに投稿された動画には、キト市内に濁流が押し寄せ、樹木や車、ごみ、電柱などが流されていく様子が映っている。

グアルデラス市長は「斜面上の土壌が飽和状態になり、斜面からすべり落ちて地すべりが起きた」と指摘した。

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