北京市、オミクロン株の市中感染を初確認

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新型コロナウイルスの検査を受ける男性=16日、中国・北京市/Andy Wong/AP

新型コロナウイルスの検査を受ける男性=16日、中国・北京市/Andy Wong/AP

香港(CNN) 中国の首都北京市で15日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が初めて確認された。当局によれば、北京在住の女性がオミクロン株に感染したものの、確認された感染者との接触はなく、過去14日間にわたって市内を離れていない。このため、すでに北京市内でオミクロン株が流行している可能性があるとの懸念が出ている。

中国政府は、北京市での冬季五輪の開幕を来月に控え、オミクロン株の感染拡大の抑止を急いでいる。

政府当局者は過去1週間、天津市でのオミクロン株の流行を受けて厳戒態勢に入っていた。天津市は北京市から高速鉄道で30分の場所に位置している。天津市での流行は数百キロ離れた他の2都市にも拡大している。

中国は世界各国の大部分とは違って「ゼロコロナ」政策を採用しており、大規模な検査やロックダウン(都市封鎖)、海外からの入国者に対する長期間の隔離など厳しい措置を導入している。

当局はオミクロン株の感染が確認されたことを受けて対策に乗り出した。一部のオフィスビルは内部に人がいる段階で封鎖したほか、大規模な追跡調査、危険性が高い地域での検査を実施している。

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