ロシア、ウクライナ侵攻を正当化する「偽旗作戦」準備か 米諜報

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ロシアのプーチン大統領/MIKHAIL METZEL/AFP/SPUTNIK/Getty Images

ロシアのプーチン大統領/MIKHAIL METZEL/AFP/SPUTNIK/Getty Images

ワシントン(CNN) 米当局者は14日、CNNに対し、ロシアがウクライナ侵攻の口実をつくる「偽旗作戦」を実施するため、ウクライナ東部に工作員を事前配置していることを示す諜報(ちょうほう)を入手したと明らかにした。

この当局者によると、ロシアの工作員は自国の代理勢力に対する破壊工作を実施する目的で、市街戦や爆発物の使用に関する訓練を受けている。

国防総省のカービー報道官は、ロシアが自国やウクライナのロシア語話者への攻撃に見せかけた作戦を実施して侵攻の理由をつくり出すため、「工作員のグループを事前配置」したとの信頼できる情報を入手したと述べた。

ウクライナ国防省も14日、同様の声明を発表。ロシアの特殊部隊はウクライナを陥れるため、自国の勢力に対する挑発行為を準備しているとの認識を示した。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日の会見で、この情報について示唆していた。

サリバン氏は「ロシアが侵攻の口実をでっちあげる選択肢の下準備をしている」との諜報に言及。「我々は2014年にもこの作戦を目撃した。ロシアは再び同じ作戦を用意している」としている。

一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は、同国がウクライナでの挑発行為を準備しているとの見方を否定し、「これらの発言はすべて根拠も裏付けもない」と述べた。

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