デンマーク情報機関トップ、機密情報漏えいの疑いで拘束

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デンマークの情報機関トップで機密漏洩の疑いにより拘束されたラース・フィンセン氏/Liselotte Sabroe/Rotzai Scanpix/AFP/Getty Images

デンマークの情報機関トップで機密漏洩の疑いにより拘束されたラース・フィンセン氏/Liselotte Sabroe/Rotzai Scanpix/AFP/Getty Images

(CNN) デンマークの情報機関トップが、機密情報を漏えいした疑いで1カ月超にわたって拘束されていることが分かった。同機関が10日、明らかにした。

同国の対外情報機関のトップを務めるラース・フィンセン氏は、機密情報の漏えいをめぐり、12月に逮捕された4人のうちの1人と名指しされた。首都コペンハーゲンの裁判所が、身元情報の公表を阻んでいた命令を解除したことを受け、同局長の氏名が公表されることになった。

同国の公安および情報機関である国家警察情報局(PET)の声明によれば、情報機関内部の「漏えいに関する長期間にわたった捜査」を受け、フィンセン氏は先月9日に逮捕された。

12月にフィンセン氏が逮捕された当時、PETは逮捕者4人が同機関および国防情報庁(DDIS)双方の現職および元職員だったと発表していた。フィンセン氏は2015年以降、DDISのトップを務めてきた。

今回の件について、どういった性質の漏えい疑惑なのかといった詳細はほとんど明らかになっていない。また審理も非公開で行われている。

逮捕当時、PETは4人が最高で禁錮12年と規定された刑法の条項に基づいて訴追されたと発表している。

同氏の弁護人はCNNに対し、同氏は自身に掛けられた「全ての容疑を否認」していると述べた。また裁判所が氏名公表の禁止命令を解除したのは、同氏の要請によるものとした。

CNNは今回の訴追に関する詳細をさらに求めたものの、PETはさらなるコメントはないと回答した。

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