スーチー氏に禁錮4年の有罪判決 昨年末に続き2回目

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無線機を違法に輸入し所持した罪などで禁錮4年の刑を言い渡されたアウンサンスーチー氏/Wason Wanichakorn/AP

無線機を違法に輸入し所持した罪などで禁錮4年の刑を言い渡されたアウンサンスーチー氏/Wason Wanichakorn/AP

(CNN) ミャンマーのクーデターで拘束された民主化指導者、アウンサンスーチー氏(76)は10日、無線機を違法に輸入し所持した罪などで禁錮4年の刑を言い渡された。

スーチー氏は昨年2月のクーデター後、複数の汚職罪や国家機密法違反など10件以上、刑期にして最大計100年相当を超える罪で起訴されていた。禁錮刑の判決を受けたのは、先月に続いて2度目。

情報筋がCNNに語ったところによると、10日には無線機をめぐる輸出入規制違反と通信法違反で2年、新型コロナウイルス感染対策のルールに違反した罪で2年の刑を言い渡された。

先月6日には扇動罪と感染対策違反で禁錮4年を言い渡されたが、軍がその後、2年に減刑した。

スーチー氏の裁判は非公開で行われ、弁護団には昨年10月にかん口令が出ていた。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのロバートソン・アジア局長代理は10日、スーチー氏を最大の政治的脅威ととらえる軍事政権が、非公開の裁判ででっち上げの罪に問い、無期限に収監しようとしていると非難した。

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