イスラエル、4回目の新型コロナワクチン接種実施へ 60歳以上など対象

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米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルス向けのワクチン=8月24日、イスラエル・ホロン/Ahmad Gharabli/AFP/Getty Images

米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルス向けのワクチン=8月24日、イスラエル・ホロン/Ahmad Gharabli/AFP/Getty Images

エルサレム(CNN) イスラエルの首相府は21日、60歳を超えた全国民と医療従事者、免疫不全患者に対し、新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種を開始すると明らかにした。新型コロナウイルスの専門家からの提言を受けて決定した。

3回目の接種から4カ月以上経過していることを条件に、米ファイザー製ワクチンを接種する。

イスラエル保健省は2回目と3回目の間隔を現在の5カ月から3カ月に短縮するよう提言していた。

ベネット首相は21日の声明で、保健省による4回目接種の提言を歓迎し、対象者らにできるだけ早く接種を受けるよう呼び掛けた。

ベネット氏はさらに、新型コロナ感染症のパンデミック(世界的大流行)への対応で同国が世界をリードしていると強調。「3回目のワクチン接種を受けたのは、イスラエル国民が世界で一番早かった。4回目でも世界の先駆けになる」と述べた。

イスラエルは当初から成人や若者への接種やワクチンパスポートの導入にいち早く踏み切り、7月末には60歳以上、8月末には16歳以上を対象に追加接種を開始した。現在は3回目接種の対象者でまだ打っていない場合、ワクチン接種が完了したとは認められない。

保健当局者らは、追加接種で8~9月の第4波を抑えることができたと強調する。しかし20日の新規感染者は1300人超と10月半ば以来の高水準となった。1人の感染者が平均して何人に感染させるかを示す実効再生産数も1.28と、8月以来最高の値を記録している。

ベネット氏は国民に向けて、新たな感染拡大の波を深刻に受け止めるよう呼び掛け、在宅勤務への切り換えを促した。

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