豪小学校で起きたエア遊具落下事故、死亡した児童6人に 2人は依然重体

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空気で膨らませるエア遊具が突風に巻き上げられ、子ども9人が10メートルの高さから転落した/Nine News Network

空気で膨らませるエア遊具が突風に巻き上げられ、子ども9人が10メートルの高さから転落した/Nine News Network

(CNN) オーストラリア南東部タスマニア州の警察は19日、突風にあおられて空中に舞い上がったエア遊具から転落し、入院していた11歳の男の子が死亡したと発表した。これで死亡した子どもは6人になった。

タスマニア警察によると、チェイス・ハリソンさん(11)は19日午後、病院で亡くなった。

この事故では先週、タスマニア州北部ダベンポートの小学校で開かれたイベントで、空気で膨らませるエア遊具が突風に巻き上げられ、子ども9人が10メートルの高さから転落した。

警察によると、死亡した子どもはハリソンさんが6人目だった。残る3人のうち2人は病院で重体となっている。1人は自宅で快方に向かっているという。

これまでに死亡が発表されたのは、11歳の女の子1人と12歳の女の子1人、12歳の男の子3人だった。

これまでに死亡が発表された児童5人/Tasmania Police
これまでに死亡が発表された児童5人/Tasmania Police

警察は関係者から事情を聴き、当時の風の強さなどの気象条件や、遊具が地面に固定されていた方法などについて捜査を続けている。捜査に関連して、規模が大きいニューサウスウェールズ州警察からの応援の申し出も受け入れたことを明らかにした。

学校はこの日、児童のためにさまざまな遊具をそろえており、40人近い児童がイベントに集まっていたところ、突風にあおられてエア遊具が空中に舞い上がった。救急車が到着するまで、現場にいた大人数人が応急措置を行っていた。

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