全成人に追加接種提供へ、2回目から「3カ月間隔」で 英

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英ロンドンの地下鉄を利用する人々。マスクを着用する人の姿も/Tolga Akmen/AFP via Getty Images

英ロンドンの地下鉄を利用する人々。マスクを着用する人の姿も/Tolga Akmen/AFP via Getty Images

ロンドン(CNN) 英政府は11月29日、国内の全成人が新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種が受けられるようになると発表した。2回目の接種から3カ月後に追加接種が受けられるようになる。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対する懸念が広がるなか、ワクチン接種の取り組みを大きく加速させる。

追加接種はこれまで、2回目の接種から少なくとも6カ月間の間隔をあけないと利用できず、対象も40歳以上か基礎疾患のある16歳以上とされていた。

英国は、接種の間隔を最短で3カ月に引き下げたことで、世界でも最も接種間隔の短い国のひとつとなる。

今回の新しい措置は、新型コロナウイルスから人々を守ろうとする取り組みにおける地域的な不平等に対する懸念を強めそうだ。

ワクチン接種率の低い場所で新しい変異株が登場する可能性があるとの警告は数カ月にわたって出されており、富裕国に対しては追加接種を始めるのではなく余剰分のワクチンを寄贈するよう求める声が出ていた。

世界保健機関(WHO)によれば、低所得国で少なくとも1回のワクチン接種を受けた人の割合は7.5%にとどまる。オミクロン株に関連した渡航制限の影響を最も受けた8カ国でワクチン接種を少なくとも1回受けた人の割合はマラウイの5.6%からボツワナの37%となっている。

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