ICPO新総裁に選出のUAE監察長官、拷問に関与の疑惑も

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アラブ首長国連邦(UAE)内務省のライシ監察長官=トルコ・イスタンブール/Ozan Kose/AFP/Getty Images

アラブ首長国連邦(UAE)内務省のライシ監察長官=トルコ・イスタンブール/Ozan Kose/AFP/Getty Images

(CNN) 国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)の新総裁に、アラブ首長国連邦(UAE)内務省のアフメド・ナセル・アル・ライシ監察長官が選出された。ライシ氏は組織的拷問に関与したなどとして、英国などで訴えを起こされている。

1980年からUAE警察に所属していたライシ氏は、トルコのイスタンブールで開かれたICPOの年次総会で、68.9%の票を獲得して新総裁に選出された。総裁職は主に儀礼的なもので、4年の任期中、総会と3つの執行委員会で議長を務める。

ライシ氏をめぐっては、かつてUAEで7カ月間拘束されたマシュー・ヘッジス氏が暴行や拷問を受けたと訴え、損害賠償を求める訴えを英高等法院に起こしている。

ヘッジス氏はスパイの罪に問われて終身刑を言い渡されたが、恩赦を受けて2018年11月に英国に帰国した。

ヘッジス氏は25日、ライシ氏の総裁選出について「インターポールが守るべき価値に対する重大な攻撃だ」とツイートし、「組織的な拷問や虐待への関与がインターポールを通じて正当化され、他の権威主義国家が罪を問われずに行動することが容認される」と危機感を示した。

UAEは、拘束されている間に身体的、精神的虐待を受けたとするヘッジス氏の主張を否定している。

ヘッジス氏はこのほど、やはりUAEで拘束された経験をもつアリ・イッサ・アハマド氏(29)とともに、トルコの検察にも刑事告訴した。アハマド氏は19年、休暇でUAEに滞在中、当時対立関係にあったカタール国旗の入ったTシャツを着ていたという理由で拘束されたという。電気ショックを与えられたり殴られたりしたほか、食事や水、睡眠を奪われたと訴えている。

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