チリ大統領選、極右と左派で12月に決選投票

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チリ大統領選は、12月19日に決選投票実施へ/John Moore/Getty Images South America/Getty Images

チリ大統領選は、12月19日に決選投票実施へ/John Moore/Getty Images South America/Getty Images

(CNN) 南米チリで21日に行われた大統領選で、当選に必要な票を獲得した候補者がいなかったため12月19日に決選投票が行われることがわかった。決選投票には、得票率28%の極右のアントニオ・カスト氏と、同25%の左派のガブリエル・ボリッチ氏が進む。

いずれの候補者も得票率50%に届かなかったため決選投票が行われる。

カスト氏は最近になって支持率を伸ばしており批評家を驚かせている。カスト氏は、米国のトランプ前大統領やブラジルのボルソナーロ大統領と比較されることもある。

今回の大統領選は、大規模な反政府デモから2年が経過したなかで行われた。2019年10月には、より良い年金や教育、エリート層に有利な経済制度の停止などを求めてデモが行われた。

現職のピニェラ大統領はデモを受けて、軍政から引き継いだ憲法の改正に必要な国民投票に合意。1年後の投票では圧倒的多数の人々が新憲法の制定を支持した。

しかし、チリはかつての安定を取り戻せていない。新型コロナウイルスの流行による経済への打撃が大きいほか、首都サンティアゴではデモ隊と治安部隊との衝突が続いている。

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