16歳少女、男400人にレイプされたと被害訴え インド西部

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インドの16歳少女、男400人にレイプされたと被害訴え

(CNN) インド西部で16歳の少女が男400人にレイプされたとの被害を訴え、少なくとも7人が逮捕されたことが分かった。インドでは性暴力のまん延が問題となっている。

インド児童福祉委員会(CWC)の委員長によると、路上生活を送っていた少女は今月11日に同委員会に対し、マハラシュトラ州ビード県で400人にレイプされたと証言。警官2人の名前にも言及した。

同委員長によると、少女はバス停でお金を乞い求めていたところ、3人の男によって性的な行為を強要された。

レイプ犯とされる男の人数について裏付けを得るのは難しい可能性があるものの、少女は少なくとも25人の身元を特定できたという。

少女は自分を殴った男1人について警察に被害届を出そうとしたが、警官は受理しなかったという。ビードの警察は15日にCNNから取材を受けた際、少女の主張に関するコメントを控えた。

警察は同日の声明で、未成年1人を含む男8人について、レイプ容疑と性犯罪児童保護法に関連する事件を受理したと説明。警察はまた、児童婚禁止法に基づく事件も受理した。

少女は警察に対し、13歳で33歳の男性に嫁がされ、その人物から性的虐待を受けたと証言している。父親からも性的暴行を受けたため、結婚相手の家と実家のどちらにもいられず、バス停で寝るようになったという。

女性の権利の活動家は今回の事件について「歴史上もっとも悲惨な(レイプ)事件」だと述べ、「少女は毎日拷問を受けていた」と指摘。警察は少女を保護しなかったとも述べ、全ての犯人に対して厳しい措置を求めた。

国家犯罪記録局によると、インドでは2020年、女性へのレイプ被害の訴えが2万8000件あまり報告された。18分に1回報告があった計算になる。恐怖心から届け出に至らない事件も多いため、実数はこれよりはるかに多いと専門家はみている。

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