パキスタン政府、武装勢力との「全面停戦」で合意

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襲撃を受けた学校で現場を調べるパキスタン軍兵士=2014年12月、パキスタン・ペシャワル/B.K. Bangash/AP

襲撃を受けた学校で現場を調べるパキスタン軍兵士=2014年12月、パキスタン・ペシャワル/B.K. Bangash/AP

(CNN) パキスタンのチョードリー情報相は8日、反政府武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」との間に1カ月間の全面停戦で合意が成立したと発表した。

TTPは非合法のイスラム過激派組織で、2012年に活動家のマララ・ユスフザイさんを銃撃したグループ。マララさんはその後、ノーベル平和賞を受賞した。14年にはTTPによる学校襲撃事件で生徒132人が死亡した。

チョードリー氏は声明で、憲法に基づきTTPとの和平交渉を進めていると述べた。

TTPの報道官も今月から来月9日までの停戦を発表し、和平に向けて政府側と交渉する用意があると述べた。

交渉では隣国アフガニスタンの実権を握ったタリバンが仲介役を務めてきた。10日にはアフガンから、タリバン暫定政権のモッタキ外相率いる代表団がパキスタンを訪れる予定だ。

アフガンのタリバンとTTPは別組織だが緊密なつながりがあり、国際テロ組織アルカイダなどと同じくイスラム過激派思想を共有している。

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