死因は弓矢攻撃ではなく刺殺、ノルウェーの5人殺害事件

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犠牲者を追悼する花やキャンドルが並ぶ=15日、コングスベルグ/Terje Bendiksby/NTB/AFP/Getty Images

犠牲者を追悼する花やキャンドルが並ぶ=15日、コングスベルグ/Terje Bendiksby/NTB/AFP/Getty Images

(CNN) 北欧ノルウェーのコングスベルグで今月13日夜、男が5人を殺害した事件で同国の警察は21日までに、死因は当初伝えられていた弓矢攻撃によるものではなく、別の凶器による刺傷だったことが判明したと発表した。

この凶器の種類は不明。容疑者による凶行は約35分間続き、50〜70歳の女性4人と男性1人が犠牲となっていた。

当初の事件概要の報告では、警察は現地時間の同日午後6時直後にスーパー内で男が弓矢を放っているとの情報を受けた。その後の1時間内にエスペン・アンデルセン・ブローテン容疑者を逮捕していた。

刺殺が死因とする結論は事件の経緯を更新した声明に盛り込まれた。これによると、スーパー内で弓矢の攻撃を受けた非番の警官が負傷。この後、容疑者は別の複数の場所へ移動するなかでさらに弓矢を他の住民らへ放ったとした。弓矢の装置はこの場所の1つで見つかったという。

容疑者が5人を殺した他の場所に着いた際、弓矢で武装はしていなかったと指摘。殺害の現場は被害者の自宅や公共の場所だった。

警察は今回の犯行の動機について、容疑者が抱えていた精神的な問題に根差す可能性が大きいと推測。容疑者は現在、刑務所でなく警備が厳重な精神的な疾患を抱える捜査の対象者らを収容する病棟に入っている。

容疑者はイスラム教に改宗していたことが判明。警察当局が過激思想への傾倒を懸念し容疑者に以前接触していた事実も明らかになっていた。

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