英女王、気候変動対策の不足に「イライラ」の思い吐露

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英エリザベス女王が気候変動対策問題に言及し、各国の不作為へのもどかしさを吐露した/Chris Jackson/Getty Images

英エリザベス女王が気候変動対策問題に言及し、各国の不作為へのもどかしさを吐露した/Chris Jackson/Getty Images

(CNN) 英国のPA通信などは16日までに、同国のエリザベス女王が気候変動対策問題に触れ、世界各国が行動しないことに「イライラする」との気持ちを漏らしたと報じた。

英カーディフでのウェールズ議会の開会式に出席した際、議会幹部とのやりとりの中で示し、ビデオ映像の撮影時に拾われたという。ただ、会話の内容が明瞭に聞き取れない部分がある。

英スコットランドのグラスゴーでは近く国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)が開幕するが、女王は「COPの話は良く聞くが、私は誰が来るのかまだわからない」との旨の発言を示した。

別の映像では「彼らはしゃべるだけで動かないし、もどかしい」との言葉を発する様子もみられた。

これに対し議会幹部が、宇宙へ行くのは意味がなく、地球を救済する必要があるとの英ウィリアム王子の最近の発言に言及したこともうかがえる。

王子は、14日放映の英BBC放送との会見で民間人らの宇宙旅行が相次いでいることを批判。「世界の一部の偉大な頭脳や精神を次の行き先や住むべき場所などを見つけるために使うのではなく、地球の修復の試みに向ける必要がある」と主張していた。

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