カナダ、列車と航空機の乗客にワクチン義務付け

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米ファイザー社と独ビオンテック社の新型コロナワクチン=2020年12月14日、カナダ・オンタリオ州トロント/CARLOS OSORIO/AFP/POOL/AFP via Getty Images

米ファイザー社と独ビオンテック社の新型コロナワクチン=2020年12月14日、カナダ・オンタリオ州トロント/CARLOS OSORIO/AFP/POOL/AFP via Getty Images

(CNN) カナダのジャスティン・トルドー首相は6日、国内で列車と航空機を利用する12歳以上の乗客と従業員に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付けると発表した。

クリスティア・フリーランド副首相によれば、連邦規制の対象となる政府機関の職員にも今月末までに接種を義務付ける。

トルドー首相によると、カナダ国内で列車や航空機を利用する12歳以上の乗客全員に対し、10月末までにワクチンの完全接種を義務付ける。ただし短期間の猶予を設け、この期間は乗客や乗員が新型コロナ検査の陰性証明を提示することもできる。

「11月末までには、12歳以上の乗客が航空機や列車を利用したければ、ワクチンの完全接種が必要になる」とトルドー首相は述べ、その時点で陰性証明による乗車や搭乗はできなくなるとした。

医学的理由が証明できる場合など、「ごく限られた例外」は認める方針。

一方、中核的な公共機関の公務員については、10月29日までに全員のワクチン接種完了を義務付ける。同日までにワクチン接種を完了しなかった場合や、ワクチンの接種状況を明らかにしなかった場合は、11月15日にも無給の休職処分となる。

この措置は、カナダ矯正サービス局やカナダ国境サービス庁などの政府機関職員が対象となる。国防当局は、カナダ軍に対してもワクチン義務化の命令を出す予定。

フリーランド副首相は「カナダ国内には、現在も非常に困難な第4波に直面している地域があり、業界によっては今も苦境が続いている」と強調した。

副首相によれば、同国ではワクチンを接種できる国民の約89%が1回目の接種を受け、約82%が接種を完了している。

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