豪州への原潜技術供与、フランスが反発 米国は新パートナーシップを擁護

バーチャル形式で会談を行うバイデン氏(中央)と豪州のモリソン首相、英国のジョンソン首相=15日、米ワシントンのホワイトハウス/Andrew Harnik/AP

バーチャル形式で会談を行うバイデン氏(中央)と豪州のモリソン首相、英国のジョンソン首相=15日、米ワシントンのホワイトハウス/Andrew Harnik/AP

(CNN) バイデン米政権がオーストラリアに原子力潜水艦技術を供与する方針を発表したのを受け、フランスの当局者からは、既存の大型潜水艦契約への影響を懸念して反発する声が相次いだ。一方、米当局者は新たな合意を擁護している。

オーストラリアへの原潜技術供与は米英豪3カ国による新パートナーシップ「AUKUS」の一環。バイデン氏は自身の対中政策に国際的な支援を取り付けようとしており、今回の取り組みは中国対抗に向けた重要な一歩となる。

一方、欧州の指導者からは失望や、のけ者にされたという声が上がった。欧州連合(EU)当局者の1人は、今回の合意について全く把握していなかったと説明。フランスの複数の当局者は、オーストラリアに通常潜水艦を供与する既存の契約で650億ドル(約7兆1300億円)を失うことになるとして怒りを示し、米国の「一貫性の欠如」を指摘した。

ただ、米政権高官によると、米当局者は今回の発表の前後にフランス側とやり取りしていた。「オーストラリアがこの新技術を選んだ理由については彼らに説明を任せる」としている。

オーストラリアのダットン国防相は16日の記者会見で、フランスの通常動力のディーゼル潜水艦よりも米国の原潜を選んだ決定について、「我が国の国家安全保障にとって何が最善の利益なのかに基づく」判断だと説明した。

フランスの潜水艦の性能については、「米英が運用するものに比べ優れている訳ではなかった」との見方を示した。

当局者2人によると、バイデン氏は来週、ホワイトハウスでジョンソン英首相と会談する予定。

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