バグダッドの市場で爆発、27人死亡 ISISが犯行声明

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爆発現場に派遣された治安部隊員=19日、イラク首都バグダッド/Khalid Mohammed/AP

爆発現場に派遣された治安部隊員=19日、イラク首都バグダッド/Khalid Mohammed/AP

(CNN) イラクの首都バグダッドの市場で19日、大規模な爆発が起き、少なくとも27人が死亡、32人が負傷した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。

保健、治安当局者らによると、死傷者には複数の女性や子どもが含まれている。

現場は市東部のイスラム教シーア派地区、サドルシティーにある野外市場。イスラム教の犠牲祭を20日に控え、多くの買い物客でにぎわっていた。

警察によると、爆発で店舗なども損壊した。SNSに投稿された現場のビデオには、乳児を抱えた女性たちが泣き叫びながら逃げる姿が映っている。

ISISは爆発の数時間後、着衣に爆弾を仕掛けたメンバーが自爆したと発表したが、裏付けとなる証拠は示さなかった。

爆発現場を調べる係官=19日、イラク首都バグダッド/Ahmad Al-Rubaye/AFP/Getty Images
爆発現場を調べる係官=19日、イラク首都バグダッド/Ahmad Al-Rubaye/AFP/Getty Images

イラク軍は同日、即席爆弾(IED)による爆発だったと発表した。一方、警官らは爆発の原因について、依然として捜査中と話している。

サリフ大統領は同日の声明で、テロ撲滅への決意を改めて表明した。有志連合軍の報道官はツイッターを通し、遺族らに弔意を表した。

国連児童基金(ユニセフ)のイラク事務所代表は、子どもたちがおびえずに暮らすことのできる安全な環境づくりを強く呼び掛けた。

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