ワクチンではなく食塩水注射、2500人が詐欺被害か 医師ら14人逮捕 インド

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コロナワクチン接種を受けるために列なす人々=4日、ムンバイ/Punit Paranjpe/AFP/Getty Images

コロナワクチン接種を受けるために列なす人々=4日、ムンバイ/Punit Paranjpe/AFP/Getty Images

ニューデリー(CNN Business) インド当局は6日までに、西部ムンバイやその近郊で新型コロナウイルスワクチンと偽って食塩水を注射した詐欺などの疑いで医師など14人を逮捕した。被害者の数は2500人に上るとみられている。

ムンバイ警察幹部によると、ムンバイやその近郊で少なくとも12の偽のワクチン接種会場が設営された。設置者は被害者から接種費用を徴収し、合計2万8000ドル(約310万円)を稼いでいたという。

同幹部は、逮捕した医師らが「病院を使って偽の証明書やバイアル(瓶)、注射器を作っていた」と述べた。

捜査が進めばさらに逮捕者が増える可能性がある。

CNN提携局のCNNニュース18によると、偽の接種会場は5月後半から6月上旬に出現した。被害者の一部が受け取ったワクチン証明書に疑いを抱き、警察に届け出たことから捜査が始まった。

この件でムンバイの弁護士の1人は先月24日に公益訴訟を提起した。ボンベイ高等裁判所は法廷文書で主張は「衝撃的」と述べ、州や地元当局に対し市民を詐欺から守るための対策を講じるよう求めた。

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