警察犬「失格」の54頭を競売へ、3400円から 中国

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中国で、警察犬訓練で不適格と判断された犬54頭が競売にかけられる/Costfoto/Barcroft Media/Getty Images

中国で、警察犬訓練で不適格と判断された犬54頭が競売にかけられる/Costfoto/Barcroft Media/Getty Images

(CNN) 中国北東部の遼寧省の警察学校は警察犬訓練で不適格と判断されたジャーマンシェパードなどの犬54頭を今月7日に競売で売りに出すと公式サイト上でこのほど発表した。

競売価格は200中国元(約3400円)から始め、応札1件ごとに50元上積みされ、最高額の申し出で落札する。

他の犬種には、少数のダッチシェパードとベルジアンマリノアが含まれる。警察学校は、これら犬の多くは気の弱さやひ弱さなどが難点とし、一部は飼育担当者の指示に従わず標的も噛(か)まず、運動能力にも欠け、投げた物体を捕りに行こうともしないなどと説明。

同省警察部局の警官はソーシャルメディア上で、54頭は任務を外された警察犬ではないとし、警察犬となるべく段階にも進めなかったと述べた。

警察学校の声明によると、これらの犬の落札者は適切な方法での飼育を求める合意事項への署名が求められる。誰かへ再度売り付けることや保有権を譲ることも禁じられる。

同警察学校は今年の3、6両月にも類似の競売を開催。ただ、7月の競売開催の発表はソーシャルメディア上で大きな反響を呼んだ。

中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」には、これらの犬を自宅に連れ帰った際、隣人に試験に落ちたと知らせないことを求める投稿もあった。「あなたの両親が他人にあなたが入学試験に失敗したと告げたらどんな気持ちになる」と続けた。

また、中国の厳しくかつ評判も芳しくない大学入学選抜試験に絡め、54頭は大学に進めなかった子どものようだとの書き込みもあった。

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