繰り返されるロックダウン、ワクチン接種進まず国民に苛立ちも 豪

オペラハウス周辺をパトロールする警官=26日、オーストラリア・シドニー/Steven Saphore/Anadolu Agency/Getty Images

オペラハウス周辺をパトロールする警官=26日、オーストラリア・シドニー/Steven Saphore/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) オーストラリア・シドニー郊外のアナンデールにある古物店。ショーウィンドーに張り出された張り紙は、政府の新型コロナウイルス対策に対する国民の苛立ちを物語っている。

「当分の間休業します。スコット・モリソン(首相)が役立たずの愚か者で、パンデミックが始まってから18カ月たつのに人口の4%分のワクチンしか注文しなかったからです」

シドニーと周辺地域は再度のロックダウン(都市封鎖)に入り、今回は2週間にわたって完全封鎖される。シドニーのボンダイ地域では新型コロナウイルスのインドで確認された変異株(デルタ株)のクラスター(感染者集団)が発生、症例数は27日までに110例に増えた。

オーストラリアは当初、感染拡大の封じ込めに成功して経済活動が平常に戻り始めていた。

しかし連邦政府が十分な量のワクチンを確保できない中で、数例の症例が浮上するたびにロックダウンが繰り返される状況が続いた。シドニーの規制はさらに長期間におよび、国境は1年以上も実質的に閉鎖されている。

店の貼り紙で不満をぶつけたアーティストのジェームズ・ポウディッチ氏は言う。「国民はとてつもなく困難な状況の中でこれを受け入れてきた。しかしほかの国が開放されるのを目の当たりにして、ワクチンの接種状況などに対し怒りをぶつけるようになった」

27日は外出禁止令が出されていたにもかかわらず、ボンダイビーチは大勢の人出でにぎわった。屋外での運動は認められているが、ボンダイに繰り出した人たちは日光浴をしたりベンチに座って飲んだりしていた。

北部準州も州都ダーウィンを含む一部地域で48時間のロックダウンに入っている。金鉱山の作業員1人に関連して新型コロナウイルスの症例4例が確認されたことを受けた措置。作業員はクイーンズランド州ブリスベンの隔離ホテルに1泊した際に感染したと思われる。現在は、この鉱山を離れてオーストラリア各地の都市に向かった900人の作業員全員をたどる作業が行われている。

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