墓標のない墓を大量に発見、先住民寄宿学校の跡地から カナダ

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1923年当時の先住民寄宿学校の遠景/From Library and Archives Canada

1923年当時の先住民寄宿学校の遠景/From Library and Archives Canada

(CNN) カナダ中部サスカチュワン州の先住民連合組織(FSIN)は23日、先住民寄宿学校の跡地から数百基の墓標のない墓が見つかったと明らかにした。

カナダの先住民は主に「ファースト・ネーション」と呼ばれる。FSINの声明によると、そのうちの一つ、カウエゼス・ファースト・ネーションが24日に記者会見を開き、「恐ろしく衝撃的な発見」について発表する予定。

声明によると、今回見つかった墓標のない墓の数は、カナダで過去最多規模になるとみられる。

カナダでは5月下旬、ブリティッシュコロンビア州カムループスの寄宿学校付近で子ども215人の遺骨が発見されていた。先住民の指導者や寄宿学校の卒業生は当局に対し、国内にある全ての寄宿学校の跡地を徹底調査するよう求めている。

FSINによると、サスカチュワン州の地元指導者は遺骨について通知するため、元生徒やその家族に連絡を取っているという。

FSINの広報は「生き残った人と家族の健康、癒やし、幸福が最優先だ」と述べた。

カウエゼス・ファーストネーションの居留地は州都レジャイナから約150キロのブロードビューの近くに位置する。

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