コロナワクチン、通常量の半分を投与する試験 ブラジルの町で実施

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電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス/NIAID-RML

電子顕微鏡で見た新型コロナウイルス/NIAID-RML

(CNN) ブラジルのエスプリトサント連邦大学などの研究者グループは17日までに、同国の町で新型コロナウイルスワクチンの通常の1回分の半分の量を投与した場合、有効性が現出するかどうかの新たな実験を進めていることを明らかにした。

この接種の対象となっているのは小規模な町ビアナの18~49歳層の住民全員で、最終的には総人口の約85%に当たる3万5000人への投与を目指している。

使われるワクチンは英アストラゼネカ社製のもので、新型コロナウイルスウイルスを調査、研究しているフィオクルス財団が有効性の有無や通常の量を打った場合の効果と比較するなどの作業を担う。

半分の量の投与は、3カ月後に2回目を実施する。この期間の間隔はブラジルで使われている英アストラゼネカ社製の通常量の接種と同じだという。

今回の実験の責任者である同大教授は記者会見で、半分の量の投与について少なくとも60%の有効性を期待していると述べた。

エスプリトサント州の州都ビトリアの都市圏では新型コロナ感染が多発しており、ビアナ町がその近くに位置していることから実験の舞台に選ばれた。半分の量の最初の投与は今月13、14両日に予定された。使うワクチンはブラジル保健省が寄贈した。

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