体重落ちたとみられる金正恩氏、地政学にも影響か

金正恩氏が突如スリムに、広がる臆測

(CNN) 北朝鮮の国営メディアがこのほど公開した同国の最高指導者、金正恩(キムジョンウン)総書記の映像について、体形の変化を指摘する声が上がっている。体重が落ちたとみられることから、本人の健康状態や地政学的な意味合いまで、様々な臆測が広がっている。

今月5日に公開された金氏の映像を韓国メディアが分析したところ、同氏が好んでつけている同じ高級腕時計のベルトのあまり部分が昨年11月末の映像と比べて長くなっているのが分かった。本人の手首が細くなったことが示唆されるという。

さらに韓国メディアは昨年と現在の映像を並べる形で、歩く金氏の姿を比較。映像を見れば現在の方がはるかにスリムであるのが分かる。

金氏の突然の体重減は、ネットで映像を見たユーザーの好奇心をかき立てるにとどまらない。各国の諜報(ちょうほう)機関も地政学的な観点からこうした事態を注視している。

北朝鮮関連のニュースを専門とするサイト「NKニュース」で分析を担当するコリン・ズウィルコ氏はCNNの取材に答え、金氏の健康状態が同地域の各国政府にとって関心事となっている理由に言及。北朝鮮が核保有国であること、金氏への個人崇拝に基づく独裁体制を敷いていることなどを挙げ、同氏に何か起きれば地域全体の安全保障に影響が及ぶと指摘した。

専門家らは以前から、金氏について心血管系の疾患にかかるリスクが高いとの見方を示してきた。金氏の父も祖父も、国の最高指導者だった時期に心臓発作で死亡している。

昨年11月、報道によると韓国の情報機関は国会議員に対し、金氏の体重が約139キロに急増したとみられるとの報告を行った。2011年に国の実権を握ってから50キロ前後体重が増えた計算になる。

この数カ月間、ただでさえ人前に姿を見せない金氏は一段と公の場から遠ざかっており、そうした中で健康不安説もささやかれていた。

今回の映像の公開を受け、各国の情報機関の間では金氏の健康状態に関する議論が再燃しそうだ。体重の減少は何か実態が不明の病気によるものなのか、それとも長く指導者の座にとどまるべく健康に留意し、自ら選択した減量の結果なのか。

答えは時間が経たなければわからない。

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