カナダ、異なるワクチンの接種を認める 指針を変更

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カナダ・トロントの病院でファイザー製ワクチンの2回目の接種を受ける人=4月1日/Cole Burston/Getty Images

カナダ・トロントの病院でファイザー製ワクチンの2回目の接種を受ける人=4月1日/Cole Burston/Getty Images

オタワ(CNN) カナダ公衆衛生庁は1日、新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種に関する指針を改定し、2回目の接種で1回目の接種と異なるワクチンを打つことを認めた。

同庁によると、1回目に英アストラゼネカのワクチンを接種した人は、2回目の接種でmRNAワクチンである米ファイザーか米モデルナのワクチンを接種できる。また、1回目の接種でファイザーかモデルナのワクチンを接種した人は、2回目の接種でファイザーとモデルナのいずれのワクチンも接種できる。

ただし、2回とも同じ会社のワクチンを打つ方が理想的だとしている。

同国の予防接種諮問委員会(NACI)によると、1回目にファイザーかモデルナのワクチンを接種した人が2回目にアストラゼネカのワクチンを接種することは推奨されていない。後者のワクチンは異なる技術を使用している。

公衆衛生トップのテレサ・タム氏は「同じワクチンを見つけてほしい。だが見つからなければ、代替可能なものだと考えてほしい」「この勧告は州や準州にワクチンプログラムを運営する安全で効果的な選択肢を与えるものだ」と述べた。

カナダはワクチン接種の開始時は遅い進捗(しんちょく)だったが、この数週間は1日に人口の1%近くが接種するペースに上がっている。一方で、モデルナとアストラゼネカのワクチンの供給不足の問題が浮上していた。

カナダでは5月最終週の時点で1300万人がファイザーのワクチンを少なくとも1回接種。モデルナのワクチンは350万人、アストラゼネカのワクチンは200万人近くが接種を受けている。

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