サイクロンがコロナ禍のインド直撃 各地で被害、死者も

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サイクロンがコロナ禍のインド直撃

(CNN) 新型コロナウイルスの第2波に襲われるインドが猛烈なサイクロンに直撃され、数十万人が避難している。南部のゴア州とカルナタカ州ではサイクロンの影響で少なくとも6人が死亡した。

アラビア海で発生したサイクロン「タウテ」は、インド西部沿岸に沿って北上を続け、暴風や豪雨による被害が発生。西部のグジャラート州は高潮の恐れがある。

この地域で名前の付いたサイクロンが発生するのは今年に入って初めてで、インドにとっては最悪のタイミングだった。

ゴア州では16日、サイクロンに伴う豪雨のために少なくとも2人が死亡した。同州の発表によると、少年1人は倒木に当たって死亡。バイクに乗っていた2人は倒壊した電柱に直撃され、うち1人が病院に搬送される途中で死亡した。

ムンバイ地域の沿岸の村ウッタンではサイクロンに備えて船をいかりで固定=16日/Pratik Chorge/Hindustan Times/Getty Images
ムンバイ地域の沿岸の村ウッタンではサイクロンに備えて船をいかりで固定=16日/Pratik Chorge/Hindustan Times/Getty Images

カルナタカ州では4人が死亡して住宅216棟が損壊し、253人が16日夕から避難している。

15日には10人の乗ったタグボート2隻が転覆し、17日に救助活動が行われた。1人の遺体が15日に回収され、沿岸警備隊や海軍が5人を救助。沿岸警備隊は17日、残る4人が海軍のヘリコプターに救出されたと発表した。

ケララ州では猛烈な豪雨や暴風によって住宅の損壊や倒木、電線の寸断などの被害が発生、北西に進むサイクロンに伴って洪水が起きている。

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