米国が不安あおったと非難、ロケット再突入で 中国

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宇宙ステーションのモジュールを運ぶ「長征5号B」の打ち上げを見守る市民=4月29日、文昌衛星発射場/STR/AFP/Getty Images

宇宙ステーションのモジュールを運ぶ「長征5号B」の打ち上げを見守る市民=4月29日、文昌衛星発射場/STR/AFP/Getty Images

香港(CNN) 中国の大型ロケット「長征5号B」が制御不能のまま大気圏に再突入し、中国の対応が無責任で安全上のリスクを生じうると批判されていた件で、9日付の中国国営紙が「誇大な宣伝と中傷は無駄に終わった」と述べ、米国の科学者を逆に批判した。

国営メディアの環球時報の英語版であるグローバルタイムズは、米国の科学者や米航空宇宙局(NASA)が「良心に反して行動した」「反知性的だ」と言及した。

さらに、「こうした人々は中国が宇宙技術で急速に進展していることに嫉妬している」「一部の人間は騒音を作り出し、宇宙ステーション建設に向けた中国の今後の打ち上げを邪魔しようとしている」とも述べた。

中国政府は西側諸国やメディアが同国には異なる基準を適用していると長年批判。当局者は中国に対する批判に国家主義的な応対を見せ、中国を中傷する悪意のある試みだと位置付けてきた。国家と中国共産党の威信がかかる宇宙計画ではその傾向がさらに強まっている。

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