火山噴火受け住民避難の施設で137人感染、カリブ海の島

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セントビンセント・グレナディーンのスフリエール火山は今月9日に噴火した/Zen Punnett/AFP/Getty Images

セントビンセント・グレナディーンのスフリエール火山は今月9日に噴火した/Zen Punnett/AFP/Getty Images

(CNN) 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は21日、中米カリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンで最近起きた火山噴火で避難施設に逃れた住民ら137人の新型コロナウイルスの感染がこれまで判明したと報告した。

PAHOのエティエンヌ事務局長が記者会見で述べた。今なお数千人規模の住民らが避難所で暮らし続けているともした。今後数週間内に新たな感染者が出る事態も想定した。

事務局長はまた、カリブ海諸国での感染状況にも触れ、キューバ、米自治領プエルトリコやドミニカ共和国での拡大が目立っていると指摘。英領バミューダ、オランダ自治領アルバや同キュラソーなどより小さな島では犠牲者が増えていると述べた。

さらに中米ではほぼ全ての国で感染件数が増加し、南米ではコロンビア、ベネズエラ、ボリビアやウルグアイで拡大が加速し、アルゼンチンでは急速な伸びを示しているとした。

例外はチリとし、公衆衛生上の対策の強化が功を奏し、新規感染者数は大きな変動がない状態にあるとした。

これら地域内のワクチン配布にも触れ、不平等な現実に直面しているとして南米やカリブ海諸国はワクチンを最も必要とする状況にあり、優先的な供与がなされるべきだと強調した。

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