NATO、ウクライナ支持を表明 ロシアが国境付近で軍備増強

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左からブリンケン国務長官、ストルテンベルグNATO事務総長、オースティン国防長官、/Kenzo Tribouillard/AP

左からブリンケン国務長官、ストルテンベルグNATO事務総長、オースティン国防長官、/Kenzo Tribouillard/AP

(CNN) 米国のブリンケン国務長官は14日、訪問先のベルギー・ブリュッセルで、北大西洋条約機構(NATO)に加盟する全30カ国が一致して、クリミア半島付近やウクライナの国境に沿ってロシアが軍備を増強していることを懸念していると述べた。

ブリンケン長官は「きょう、驚いたことは、すべての加盟国が同じ懸念を表明したことだ」と述べた。記者会見の場には、米国のオースティン国防長官とNATOのストルテンベルグ事務総長も同席した。

ウクライナの試算によれば、ロシアは同地域に最大5万人の兵力を集めている。米国の現在の見方では、ロシア軍は国境付近に40を超える大隊戦術グループを派遣しており、4万人規模の兵力となる。これは、2014年にロシアがクリミア半島を併合して以降で最大規模の兵力増強となる。

ストルテンベルグ事務総長は、ロシアの積極的な活動のより広範囲なパターンの一部であり、非常に深刻な懸念を生じさせると指摘。NATOはウクライナの主権と領土の保全を完全に支持するとし、ロシアに対しては即座に対立を緩和させ、挑発的な行為をやめ、国際公約を尊重するよう求めた。

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