ブラジル、再び保健相を交代 新型コロナ流行から4人目

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ブラジルの保健相を退任する見通しとなったエドゥアルド・パズエロ氏/Andressa Anholete/Getty Images South America/Getty Images

ブラジルの保健相を退任する見通しとなったエドゥアルド・パズエロ氏/Andressa Anholete/Getty Images South America/Getty Images

サンパウロ(CNN) 南米ブラジルのボルソナーロ大統領は15日夜、保健相にブラジル心臓学会の会長であるマルセロ・ケイロガ氏を指名した。ブラジルで新型コロナウイルスの流行が始まって以降、4人目の保健相となる。

ケイロガ氏は軍出身のエドゥアルド・パズエロ保健相の後任となる。パズエロ氏は保健相として1年たたずに退任となった。

ボルソナーロ大統領はブラジリアの大統領府で支持者に対し、「今日の午後、マルセロ・ケイロガ氏を指名することを決めた」と述べた。

ケイロガ氏はブラジルで新型コロナウイルスの流行が猛威を振るう中での就任となる。15日時点でブラジルで新型コロナウイルスによって死亡した人の数は27万9286人。国内の病院では病床が逼迫(ひっぱく)しており、国内26州のうち22州で集中治療病棟が限界に近付いている。

退任するパズエロ氏は最近、ワクチン不足について厳しい批判に直面していたほか、今年初めにマナウス市で起きた酸素ボンベ不足に関連して捜査対象となった。

パズエロ氏は今回の保健相交代について自身の考えではないと明らかにした。退任を求めたことはないし求めることもしないが、大統領からの要請があれば、きちんとした移行作業を実現させるのが伝統だとした。

ボルソナーロ大統領によれば、ケイロガ氏は自身の作業チームを選出し、移行作業には1~2週間かかる見通しだという。

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