不急の手術の40%の延期指示、ICU病床確保で パリ

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(CNN) フランスのパリ首都圏の公衆衛生当局は11日までに、新型コロナウイルス感染者の治療で飽和状態も否定出来ない事態に近づきつつある集中治療室(ICU)の病床を確保するため、首都圏内の病院に対し予定していた手術の最大40%までを当面取りやめるよう指示した。

CNNの取材に公衆衛生当局は、集中治療用の病床を最多で1577床空けさせることを目指していると述べた。今回の不急な通常の手術を延期させる方針は8日時点で出された。

フランス政府の統計によると、首都圏内で新型コロナ患者に対応しているICU病床の占有率は7日に83.7%に上昇。1週間前には71%だった。

フランス全土を見た場合、新型コロナの治療に充てているICU病床は3743床。今年の年初以降では最高の水準に達した。

フランス内の新型コロナ感染の封じ込めはワクチン接種を含め順調な成果を示しているとは言えず、政府は対応に苦慮している。

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