豪司法長官が怪文書めぐり会見、1980年代の強姦疑惑を否定

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記者会見に出席したポーター司法長官=3日、オーストラリア・パース/Paul Kane/Getty Images

記者会見に出席したポーター司法長官=3日、オーストラリア・パース/Paul Kane/Getty Images

(CNN) オーストラリアの現職閣僚にかつて強姦されたと主張する匿名の文書がモリソン首相らに送られた問題で、ポーター司法長官は3日、疑惑の対象は自分だと明かし、同時に強姦の事実はなかったと断言した。

ポーター氏は西部パースでの記者会見で、「報じられたようなことは一切起きていない。今もこの件について私が知っているのは、インターネットで流れた情報だけだ」と述べた。

自身の進退については、短期間の休みを取るが辞任するつもりはないと語った。「私が実際には起きていない訴えを理由に辞任するとしたら、国民のだれもが単なる告げ口のせいでキャリアや職や一生の仕事を失いかねない」と強調した。

文書は先週、モリソン氏の事務所と野党の女性議員2人に届いた。議員の1人がCNNに語ったところでは、16歳の時に強姦されたという内容だった。被害を受けたという女性は去年、49歳で亡くなっている。

モリソン氏は1日、渦中の閣僚と話したところ、本人は内容を強く否定したと述べ、この件をニューサウスウェールズ州警察に委ねる方針を示した。

同警察は2日、捜査は証拠不十分で完結したと発表した。

被害を主張した女性の弁護士はCNNにあてた書面で「ポーター氏が名乗り出たのはよかったが、依然として第三者による調べが必要だ」との立場を示した。

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