テロ計画で終身刑の元少年、「釈放適格」の判断 英

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戦没者追悼記念式典の様子=2015年、オーストラリア・メルボルン/Scott Barbour/Getty Images

戦没者追悼記念式典の様子=2015年、オーストラリア・メルボルン/Scott Barbour/Getty Images

(CNN) 2015年にオーストラリアでのテロを首謀したとして終身刑を言い渡された英国の元少年(20)に対し、釈放を認める判断が下された。

イングランド北西部ランカシャー州出身の元少年は14歳の時、豪メルボルンでの戦没者追悼記念式典で警官の首を切る犯行を計画。当時18歳だったオーストラリア人のセブデット・ベシム受刑者を誘い、暗号メッセージの通信で打ち合わせを進めた。

だが当時、自分の通っていた学校の教師らの首を切ると脅迫したことをきっかけに、対テロ当局の専門家が携帯電話上の暗号を解読してメッセージを発見したため、犯行は未然に阻止された。

元少年は外国でのテロを扇動した罪で終身刑となったが、イングランドとウェールズを管轄する仮釈放委員会は18日、釈放に適格との判断を下した。同委員会は判断の根拠として、犯行時の状況と服役中の改善、公判で提示された証拠を挙げた。

ベシム受刑者は16年に禁錮7年半以上の刑を言い渡されている。

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