病院駐車場が陥没し巨大な穴、コロナ病棟が避難 伊

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イタリアのナポリにある病院の駐車場に巨大な陥没穴が出現した/Salvatore Laporta/IPA/Shutterstock

イタリアのナポリにある病院の駐車場に巨大な陥没穴が出現した/Salvatore Laporta/IPA/Shutterstock

ローマ(CNN) イタリア南部ナポリにある病院の駐車場で8日、地面が突じょ陥没して巨大な穴が開き、新型コロナウイルス対策用となっている病棟に避難命令が出される騒ぎとなった。

車両数台が地中にのみ込まれたという。地元警察はCNNの取材に、死傷者はいなかったと述べた。消防隊が犬を出動させて、穴に落ちるなどした被害者がいないことを確認した。

現場はオスペダレ・デル・マレ病院で、陥没は現地時間の8日午前6時半ごろに発生。穴の広さは約2044平方メートルで、深さは約20メートルに達した。

地元警察は、過去2週間、豪雨が続いており、地中への雨水の浸透が原因の可能性があるとした。当初は爆発に伴う陥没との見方もあったが、その後、否定された。

病棟は新型コロナの無症状者用のもので患者6人が避難したという。また、病院内の多くの場所で断水が発生、発電機を使って院内に電力を供給しているともした。

イタリアが新型コロナの第1波に襲われ、同国の医療体制が危機的状況に直面した際、オスペダレ・デル・マレ病院の駐車場にコンテナを用いた医療施設が設けられ、患者の治療に当たったこともあった。

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