菅首相、緊急事態宣言を検討 週内にも発出か

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首相官邸で年頭の記者会見に臨む菅義偉首相=4日/Masanori Genko/The Yomiuri Shimbun/Reuters

首相官邸で年頭の記者会見に臨む菅義偉首相=4日/Masanori Genko/The Yomiuri Shimbun/Reuters

東京(CNN) 日本が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて週内にも緊急事態宣言を発出する可能性があることがわかった。日本の菅義偉首相は4日、記者会見で、緊急事態宣言を検討していると明らかにした。

緊急事態宣言は東京都と千葉、埼玉、神奈川の1都3県が対象となる見通し。新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、4都県の知事は日本政府に対して、緊急事態宣言の発出を検討するよう求めていた。

菅首相は、必要な場合には自衛隊の医療チームの派遣もちゅうちょしないとし、医療機関が逼迫(ひっぱく)しないよう日本政府が支援する考えを明らかにした。

菅首相は、緊急事態宣言に関し、いつ決断するのかや、どのような規制が導入されるかについては明らかにしなかった。日本では昨年春、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった比較的早い段階で、最初の緊急事態宣言を発出していた。当時の緊急事態宣言は1カ月あまりにわたり、休校や不要不急の事業の閉鎖が行われた。

日本の当局は現在、緊急事態宣言が発出された場合でも要請や指示に従わない相手に対して罰則を科す権限が抑制されているが、報道によれば、菅政権は各自治体に強制力を持たせる方向で新型コロナウイルス対応の特別措置法の改正を検討している。

日本でも先週、より感染力が強いとみられる新型コロナウイルスの英国の変異種が確認された。日本政府はこうした事態を受けて、全ての外国人旅行者の受け入れを停止した。

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