治安関連法案に抗議、首都パリなど各地でデモ フランス

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治安関連法案に対する抗議デモが行われた=28日、フランス首都パリ/Thomas Coex/AFP/Getty Images

治安関連法案に対する抗議デモが行われた=28日、フランス首都パリ/Thomas Coex/AFP/Getty Images

(CNN) 仏議会で審議されている治安関連法案に対する抗議デモが28日、パリをはじめ国内各地で実施された。法案には、警官らの姿を撮影した画像の拡散を禁止する条項などが盛り込まれている。

パリ警察は当初、デモ会場を市中心部の共和国広場に限定していたが、行政裁判所の判断によって主催者の申告通り、バスチーユ広場までの行進が許可された。

デモにはジャーナリスト組合や人権団体などが集まり、100人以上の公職者らも参加を表明。市民の監視体制を強化する条項や、警官の画像拡散を禁じる条項の撤回を要求した。

また、ダルマナン内相が9月に発表した報道規制にも抗議した。これは警察がデモを取材するジャーナリストに対し、退去を命じることを可能にする内容だった。

同国では過去1週間に警察の暴力が相次いで報じられ、抗議の声がさらに高まっている。

治安関連法案のデモで警察と衝突する参加者=28日、パリ/Alain Jocard/AFP/Getty Images
治安関連法案のデモで警察と衝突する参加者=28日、パリ/Alain Jocard/AFP/Getty Images

パリ中心部では23日、難民キャンプの撤去現場で複数のジャーナリストが警官から暴力的な扱いを受けたとされ、その映像がソーシャルメディア上で拡散した。

26日には黒人の音楽プロデューサーが複数の警官に殴打される映像が公開されて波紋を呼んだ。

マクロン大統領は映像の内容を非難し、「あらゆる形の差別」と闘う対策を迅速に提案するよう政府に指示した。

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