新型コロナの新規感染と死者、欧州地域が最多 WHO

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欧州での新型コロナウイルス流行の第2波を受けて閉鎖されたレストラン=11月19日、ベルリン/Maja Hitij/Getty Images

欧州での新型コロナウイルス流行の第2波を受けて閉鎖されたレストラン=11月19日、ベルリン/Maja Hitij/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスによる過去1週間の新規感染者と死者の数は欧州が最も多いことがわかった。世界保健機関(WHO)が24日に発表した週ごとの報告書で明らかになった。

報告書によれば、過去1週間の世界全体での新規感染件数のうち44%が欧州地域でのものだった。世界全体での死者の49%も欧州地域が占めた。

欧州での新規感染件数は週ごとにみると減少しているものの、死者数は増加している。過去1週間に報告された死者の数は3万2684人。

欧州ではクリスマスなどのホリデーシーズンを人々にどのように祝うことを認めるのかや、新型コロナウイルスの感染拡大に対処しながら経済への打撃を緩和する方法について苦慮している。

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は25日、EUの指導者に対し、新型コロナウイルス対策の緩和を急ぎすぎないよう求めた。フォンデアライエン氏は「店のオーナーやバーテンダー、ウエーターらが規制を終わらせてほしいと望んでいるのは分かっている。しかし、夏から学んで過ちを繰り返さないことが必要だ」と指摘。規制の緩和が早すぎたり規模が大きすぎたりするとクリスマスの後に第3波が発生する危険があると訴えた。

WHOの報告書によれば、世界全体での新型コロナウイルスの感染拡大は過去1週間で鈍化しているが、死亡率は上昇している。

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