ボリビア元大統領、亡命先から帰国 後継者の大統領就任を受け

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アルゼンチンで亡命生活を送っていたモラレス元大統領(中央)が帰国した=9日/Reynaldo Vargas/Getty Images

アルゼンチンで亡命生活を送っていたモラレス元大統領(中央)が帰国した=9日/Reynaldo Vargas/Getty Images

(CNN) 1年前に実施された南米ボリビアの大統領選で不正を指摘され、アルゼンチンで亡命生活を送っていたモラレス元大統領が9日に帰国した。

後継者のアルセ氏が先月の大統領選で当選し、8日に就任したことを受けた動きとみられる。

モラレス氏はアルゼンチンのフェルナンデス大統領に付き添われ、国境の橋を渡ってボリビアに入った。出身地の中部チャパレへ戻りたいとしてきた意向通り、出国からちょうど1年後の11日に帰郷を予定している。

同氏はボリビア初の先住民出身の大統領として14年近く左派政権を率いた。昨年10月の大統領選でいったん勝利を宣言したものの、激しい抗議デモを受けて大統領の座を退き、メキシコへ亡命。12月からはアルゼンチンに滞在していた。

暫定政権はモラレス氏を扇動やテロの罪で告発したが、訴えは先月取り下げられていた。

ボリビアは新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受け、失業率も急上昇している。国際通貨基金(IMF)によると、今年の国内総生産(GDP)は8%近く下落すると予測されている。

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