アルメニア首相、ナゴルノ・カラバフ地域めぐる停戦で合意

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ナゴルノ・カラバフの要衝シュシャにひるがえるアゼルバイジャンの旗/Azerbaijani Ministry of Defence/Reuters

ナゴルノ・カラバフの要衝シュシャにひるがえるアゼルバイジャンの旗/Azerbaijani Ministry of Defence/Reuters

(CNN) アルメニアのパシニャン首相は10日、ナゴルノ・カラバフ地域をめぐる紛争について、ロシアとアゼルバイジャンと停戦で合意したと明らかにした。停戦合意について「言葉で表現できないほどの苦痛」としている。発表の数時間前にはアゼルバイジャンが同地域の要衝であるシュシャを制圧したと発表していた。

パシニャン首相はフェイスブックへの投稿で、「私個人にとっても我々全員にとっても非常に難しい決断を下した」と発表。現地時間午前1時から停戦することを伝える、ロシアとアゼルバイジャンの大統領との宣言に署名したと述べた。

9日にはシュシャでの戦闘は終わっていないとしていたが、パシニャン首相は、軍事的な状況の分析と、現在の状況では最良の結果が導けるとの判断に基づき、停戦に合意したとしている。

停戦合意の発表後、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、今回の合意によって「これ以上の流血を起こさずに我々の領土が返還される」との見通しを示した。

ロシアのプーチン大統領は、ナゴルノ・カラバフ地域の接触線沿いや、アルメニアと同地域を結ぶための回廊に、ロシアの平和維持軍を展開すると発表した。

ロシアメディアによれば、プーチン大統領は、停戦合意では捕虜や遺体の交換についても規定すると述べた。

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