インド当局、新型コロナの迅速検査キットを承認 1時間以内に判定

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新型コロナウイルスの検査を受ける住民=インド・ムンバイ/Punit Paranjpe/AFP/Getty Images

新型コロナウイルスの検査を受ける住民=インド・ムンバイ/Punit Paranjpe/AFP/Getty Images

ニューデリー(CNN) インド当局が先月、1時間以内で判定可能な新型コロナウイルスの迅速検査キット「FELUDA」を承認していたことが分かった。開発した政府研究機関、科学産業研究評議会(CSIR)ゲノミクス・統合生物学研究所(IGIB)のアガルワル所長が5日、CNNに語った。

アガルワル氏によれば、検体を採取した後、結果の判定までかかる時間は約15分。検査全体が1時間以上で完了する。

製造を担当する同国のタタ・サンズ社によると、現在開発中の試作キットは検査機関専用だが、今後は自己診断向けにも生産する可能性があるという。

FELUDAは、米マサチューセッツ工科大学が開発し、5月に米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)を得た米シャーロック社の迅速検査キットと同じく、ゲノム編集技術を応用してウイルスの有無を調べる。

感染者が陽性となる割合を示す「感度」は96%、非感染者が陰性となる割合を示す「特異度」は98%と、いずれもインド医学研究評議会(ICMR)の基準を満たし、先月19日に医薬品当局の販売承認を得た。

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