ベラルーシ大統領、デモ隊をヘリから視察 ライフル持参で

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ベラルーシ大統領、デモの視察にライフル持参

ベラルーシ・ミンスク(CNN) ベラルーシのルカシェンコ大統領は25日までに、自身の辞任を求める大規模デモの上空をヘリコプターで飛行する動画を公開した。大統領は暴徒鎮圧用の装備を身につけ、肩にライフルをかけている。

大統領選の結果に異議を唱える大規模デモは3週目に突入。週末には首都ミンスクと全国各地に数万人が集結し、変革と選挙のやり直しを求めて声を上げた。

23日のミンスクでのデモが終息に向かおうとするころ、ルカシェンコ大統領の報道官らは一風変わった動画を撮影、投稿した。その中では同大統領がヘリコプターでミンスクの街を視察。大統領は黒ずくめの出で立ちで、防弾ベストを装着している。

ライフルを片手に、武装警察へ声をかけるルカシェンコ大統領/State TV and Radio Company of Belarus via AP
ライフルを片手に、武装警察へ声をかけるルカシェンコ大統領/State TV and Radio Company of Belarus via AP

ヘリが市内の公邸に近づく際、ルカシェンコ氏はデモ隊が「ネズミのように逃げていった」と口にした。別の動画では、公邸に到着したヘリから降りるルカシェンコ氏がカラシニコフ銃とみられるライフルを携えているのが確認できる。

同氏には武装した兵士と、15歳の息子が付き従う。息子も軍服姿で、装備を身につけている。

第三者機関による監視団体は、今月9日に行われた大統領選が自由でも公正でもなかったと批判。国際社会の大半もデモ隊との連帯を表明しており、26年間にわたって政権の座に就くルカシェンコ氏に対しては選挙のやり直しに応じるようにとの圧力が高まりつつある。

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