コロナ隔離措置で村の周りに溝2つ掘る、ロシア極東部

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ロシア極東の村の周囲に、コロナ隔離措置として2つの溝が掘られた/Reuters

ロシア極東の村の周囲に、コロナ隔離措置として2つの溝が掘られた/Reuters

(CNN) ロシア極東部に位置するブリヤート共和国の行政担当者は9日までに、地元の村落で少なくとも37人の新型コロナウイルスの感染者が判明し、村の外に円状の深い溝を2つ掘り、出入りを禁じる隔離措置を講じたと述べた。

ロイター通信が報じた。感染の拡散は村民が先月10日、感染した女性が執り仕切った呪術(じゅじゅつ)めいた儀式に加わったのが原因とみている。

行政担当者によると、かなりの深さがある溝は6月29日、人々が車でこの村落に入り込もうとしたのを目撃した後、掘られた。近くにある国立公園の訪問者の村落への進入を阻止する狙いもあるという。

ロイター通信によると、村落の住民数は390人。

行政担当者はフェイスブック上で、村落の居住用や非居住用の建物の消毒は完全に実施したと報告。村落への出入りの制限に万全の対策を施しているとも主張した。

この村落と近くにある別の村落の住民計2人が自らの新型コロナの陽性反応を知っていたとされ、隔離措置の終了後、立件される見通しとなっている。

ロシア国内での新型肺炎の被害規模は甚大で、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、感染者数は世界で4番目に多い。

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