中国公船の尖閣領海侵入、過去最長時間を記録 日本政府

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尖閣諸島上空を飛行する自衛隊機(資料写真)/AFP/Getty Images

尖閣諸島上空を飛行する自衛隊機(資料写真)/AFP/Getty Images

香港(CNN) 日本政府は6日、中国海警局所属の公船が過去4日間で2回、日本の領海に侵入したと明らかにした。このうち少なくとも1回は海上保安庁の船がその進路を遮り、日本の漁船への接近を阻止しなくてはならなかったという。

これらの中国の公船は、日本が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖4キロを航行。海上保安庁は、国際的に12カイリ(約22.2キロ)と認められた領海の境界線を大きく越えて侵入してきたとしている。

同庁によると、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは84日連続で、2日以降の2回の侵入ではそれぞれ30時間、40時間と、これまでの侵入時間の最長を記録したという。

菅義偉官房長官は中国公船の侵入について、日本政府として中国政府に再三抗議したと述べた。

日中両政府は尖閣諸島をともに自国の領土だと主張。日本側は米国との間で結んだ沖縄返還協定に基づき、1972年以降尖閣諸島への施政権を行使している。

先月22日には沖縄県石垣市議会が尖閣諸島の字(あざ)名を「登野城(とのしろ)」から「登野城尖閣」に変更する議案を賛成多数で可決。中国側が強く反発していた。

中国外務省の趙立堅副報道局長は今月6日、尖閣周辺を巡回するのは中国に認められた正当な権利だと強調。日本政府に対し、中国への主権侵害を止めるよう要求した。

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